車のローン審査は名前がポイントってどういうこと?

入社三年目のサラリーマンです。まだ独身で、残念ながら女生徒の目だったこういう関係もないため、お金のことに関して真剣に考える機会というものがあまりありません。異性との交際から結婚、さらにはその先の子育てがどうのこうのということを考えると、どうしてもお金の問題が無視できないんですけどね。

だから、カードローンがどうとか、教育ローンがどうとか、あるいはカーローン(要するに車のローン)がどうとかいうことを考えるときは、必然的に誰かほかの人から聞いた話がきっかけになります。先日も、職場の先輩からちょっと気になる話を聞かせてもらいました。いわく、車のローンというものは、名前がポイントになるそうなのです。

どなたかお詳しい方に伺います。車のローン審査は名前がポイントだというのは、いったいどういうことですか? ぜひ教えてください。

ご家族の中に「ブラック」の方がいれば要注意です

ローンと名のつくサービスは世の中にたくさんありますが、その中でも特に住宅ローンとカーローン(つまり自動車のローン)に関しては、借入額と返済額がともに大きくなるので、申請する際の審査が厳しくなる事態は避けられません。実際、これらのローンを申請したのは良いが審査に通らず落ちてしまったという話はよく聞きますよね。

ここでは特にカーローンの事例を取り上げます。なぜ審査に落ちてしまうのでしょうか。ローンを申請した当人の信用情報に何らかの問題があるという可能性はもちろん否定できません。近年では特に、消費者金融に関する法律の改正がなされ、総量規制という形で、消費者金融を利用する人が、年収の三分の一を超える借金を一度に抱え得ることはできないというふうに定められました。

これは消費者金融空お金を借りる際にのみ言えることで、例えば銀行系のカードローンなどは規制の対象外なのですが、いずれにしろ「銀行系」と名のつくものは審査が厳しいので同じことでしょう。

実は、審査が厳しいとか個人の持つ信用情報がどうとか、そういう事情を一切関係なくして、カーローンの審査に落ちてしまう場合があります。自動車を買うとなればローンの規模も大きくなるからでしょうか、まずは審査の際、申請者の家族構成というものがチェックされます。

もちろん、ごく普通のカードローンを申請する際も、世帯主の年収や家族構成をチェックされますが、これがカーローンとなると、単なる形式的な確認にとどまらないのです。実は、家族の中に「ブラック」の人がいれば、カーローンの審査に落ちてしまう可能性が高くなるとか。だから家族構成をチェックされ、名前がポイントになるのです。身内にとっては災難な話ですよね。

何故、車のローン審査は名前を正確に記さなければいけないのか

自動車を購入したい時、購入資金を用意するには貯蓄をする方法と自動車ローンを使う方法との2通りがあります。貯蓄する方法は利子がかからない為、より安価に自動車を入手可能です。しかし、購入資金が貯まるまで貯蓄し続けるのは時間がかかります。

一方、自動車ローンを使えば貯蓄は頭金だけで十分です。利子を付けて返済しなければいけませんが、購入資金はすぐに用意できます。計画的に上手に利用すればリスクの少ない便利な融資サービスですから、自動車を購入する時には、自動車ローンを利用するのも良い選択の1つです。

自動車ローンを利用する時は、ローンを販売しているローン会社に利用申し込みをします。この時、注意しなければいけない点の1つが、ローンを申し込む人の名前です。自動車ローンは他人の名義で申請する事ができないからです。

例えば、未成年の顧客が自分の名前で自動車ローンの利用申し込みをして、父親がローンを返済するという事はできません。この場合、本来は父親が自分の名義で利用申請をしなければいけないのです。ローン利用者と返済者は同一である必要があります。

自動車ローンの利用申請を受けたローン会社は、顧客が提出した書類を元にローン審査を始めます。この時、顧客や顧客の同居人の信用情報を調査して、ローン契約を結んでも大丈夫な顧客であるか判断するのです。この間には、在宅確認や在籍確認が行われ、書類に書かれた名前の人が実在するかどうかを調べる過程もあります。

どうしてローン会社が名前を重視するのかと言うと、名前を利用した不正や犯罪行為が多くある為です。また、顧客自身や身の回りの経済環境を調べる事で、より良いサービスを提供する情報源としたり、ローン会社にとってのリスクを減らしたりする意味もあります。

いずれもローン会社の利益に直結しますから、ローン会社は顧客の名前を元に情報を調査します。この為、ローン会社が行う車のローン審査は名前が重視されるのです。

ローン会社が顧客の名前を重視する理由として、具体的な例として7つほどが挙げられます。1つ目は、自動車ディーラーの架空取引対策です。自動車ローンの仕組みを悪用すると、経営状態が悪化したディーラーが販売実績があるように見せかける事ができます。実際には存在しない顧客を作り上げて融資を受け取れば、ディーラーが資金を入手できるのです。

この為、ローン会社が自動車ローンの利用申し込みを受けた時は、ディーラーの架空取引の可能性も考えて調査を行います。この結果、存在しない人物の名前が書かれていた場合はローン契約を締結しません。ディーラーは名前という情報を利用する事で、不利益を受けるリスクを避けているのです。

2つ目は、連帯保証人の仕組みを利用した詐欺を避ける為です。顧客が自動車ローンを利用して高級車を購入する計画を申請してきた場合、ローン会社は連帯保証人の紹介を求めます。しかし、顧客の中には連帯保証人を探すのに苦労する方も居るものです。

こうした弱みにつけ込んで、連帯保証人を紹介すると顧客を騙す悪徳業者が居るものです。こうした業者は、高額な連帯保証人の紹介料を取った後は行方不明になります。連帯保証人が居なくなる事は、ローン会社にとって危険な状態と言えます。顧客の返済が滞った場合に、返済を求める人物が居なくなるからです。

悪徳業者が架空の人物を連帯保証人として紹介する事がないように、ローン会社は連帯保証人の調査も行っています。もし、連帯保証人が信用のおけない人物であったり、架空の人物であったりした場合は、ローン会社は自動車ローンの契約を締結しません。

3つ目は、他人の名前を勝手に利用した自動車購入を防ぐ為です。自動車ローンを利用して自動車を購入した場合、ローンの返済をするのは、契約書に名前の書かれた人です。もし、誰の名前でも自由に書いて良いのであれば、自動車を購入する人は、ローンの支払いを誰にでも押し付ける事ができます。

こうした事態が発生すれば、契約書に名前を書かれた人は支払いを拒否します。ローン会社はローンを返済してもらえず、損害を被る事になります。不正を防ぐ為には、自動車ローンの契約書に書かれた名前は、自動車を購入して利用する人と同一でなければいけません。これもローン会社が契約書に書かれた名前を重視する理由の1つです。

4つ目は、名義貸しによる詐欺を避ける為です。他人から借用した名義でローンの利用申し込みができると、ローンの仕組みを利用した詐欺を助長する事になります。

例えば、ローンを利用できない状態にある方の為に、ローンを利用できる方が名義を貸した場合に発生します。両者の約束の上では、名義を借用してローンの利用申し込みをした方が支払いを行うとしても、実際には自動車を購入した後に逃走する事が可能です。

ローンの返済義務があるのは、ローン契約書に名前の書かれている方です。この為、ローン会社は騙された方にローン返済を請求する事になります。ローン返済を求められた方は不満を抱きますので、ローン返済を拒否する恐れがあるのです。こうしたトラブルを未然に防ぐには、自動車ローンの契約を締結する時に名義貸しを使えないようにする事です。

5つ目は、反社会勢力との関与を避ける為です。ローン会社は金融庁が主導する、反社会勢力との関係遮断に向けた取り組みに従って活動しています。

ローン会社などの金融機関には情報共有をする仕組みがあります。この中には反社会勢力データベースがあり、該当する人物が自動車ローンの利用申し込みを行った場合、事前に身元を判別する事ができるのです。金融機関が反社会勢力との関わりを避けるには申請段階で関与を退けるのが有効である為、ローン会社は自動車ローンの利用申請書に書かれた名前には気を付けています。

6つ目は、自動車ローンの仕組みを不正利用する事を防ぐ為です。自動車ローンが契約成立すると、契約者の銀行口座へ資金が振り込まれます。しかし、名前等を偽装した資料を利用する事ができれば、自動車を購入せず返済も行わず、お金を持って逃げる事ができます。

ローン会社はこうした詐欺を未然に防ぐ為に、自動車ローンの利用申し込みをした人物の調査を行うものです。調査によって顧客が既に自動車を保有していたり、運転免許を取得していなかったりした場合は不正利用の疑いがある為、ローン会社は顧客との契約を拒否する場合があります。

7つ目は、顧客の同居者による金銭トラブルを防ぐ為です。ローン会社は、自動車ローンの利用を申し込んだ顧客の同居者についても調査をします。

もし、顧客の同居者に過去のローン滞納やクレジットカードの引き落とし不能といった支払いトラブルがあった場合、ローン会社は顧客が自動車ローンの返済が滞らせてしまう可能性を考えます。顧客は同居者による金銭トラブルに巻き込まれる恐れがあるからです。

この為、ローン会社は顧客の同居人についても調べる為に、身元調査の元となる名前を重視しています。顧客の同居者に何らかの支払いトラブルが見られる場合は、ローン会社は顧客と自動車ローンの契約締結をしません。ただし、別居する事により問題は解消しますので、過去に同居していたかどうかまでは問われません。

自動車ローンを上手に利用する事で、自動車を購入しやすくなります。しかし、便利なサービスを利用するには、サービスを提供する側との信頼関係と互恵関係とを築かなければいけません。自動車ローンを利用する際は、ローンを利用する人の名前を正確に伝える事から始まります。

ローン会社に正確で嘘の無い情報を伝える事で、ローン審査はスムーズに進みます。また、自分の需要に適したサービスを受けやすくなるものです。逆に間違いや嘘を伝える事は、ローン会社との信頼関係と互恵関係とを破壊する行為となります。

顧客がローン会社と友好的な関係を築いて便利なサービスを快適に利用する為にも、ローン会社が適切なサービスを、必要とする顧客へ提供するにも、名前は重要な情報なのです。

【参考ページはこちら】
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