昔に比べてローン審査が厳しくなってるって本当なの?

私の会社はどちらかと言えば四十代や五十代が多く、二十代というのは私と事務員さんの一部くらいでほとんど居ません。なので色々と教えてもらう事も多く、同時に相談もしやすいって考えると悪い環境とも思えません。元々同世代だと浮いた存在に見られがちなので、ちょうど良かったのかもしれませんね。

というわけで、旅行とその時のお土産代としてカードローンを念のために作っておこうと相談もしてみたのですが、昔に比べて今のローン審査は全体的に難しくなっていると言い、もしかしたら借りられないかも、みたいな感じの話になりました。昔に比べてローン審査が厳しくなっているのって、本当なのでしょうか?私は昔を知らないし、聞いた話を疑っているわけでも無いのですが、厳しいとなると私でも借りられるかどうかが分かりません。

お手数ですが、昔に比べてローン審査がどうなっているのか、お詳しい方は教えて下さいませんか?よろしくお願いいたします。

昔ほど誰にでも貸し付けるわけでは無いですね

昔のローン審査、ですか…私もそこまで年を取ったわけでは無いと思っていましたが、懐かしいですね。私は景気が良かった時もさほど融資を使っていたわけではないですが、良く周りはお金を借りては豪遊みたいな、今で考えると想像もできない事が実行されていました。今現在でそんな無茶なお金の使い方をしたら、あっという間に破産なので本当に凄い時代でしたね。

さて、そんな融資の使い方が出来ていた時代なのですから、当然お金は借りやすかったと言える時代だったと考えて良いでしょうね。例えば今でも融資基準が緩いとされている消費者金融はサラ金と呼ばれていて、この頃は高金利でありながらも景気が良かった故に返済も期待出来ていた事もあり、申し込めば借りられていたとも表されていました。それこそ、無収入の人でもあまり良く調べずに貸していたとまで言われていましたね。

それが良いことばかり生んだわけでは無く、むしろ逆…破産者の続出のきっかけともなりました。好景気からの急激な不景気と化してしまった日本ではその金利を払えない人や過剰な取り立て、そして何より誰にでも貸していた事がその傾向を増大させていったのです。

こうした問題の深刻化に伴い、ルールの改正も加わって、総じて『返済できない人には融資しない』という事が徹底されました。これは当然のことではありますが、昔みたいな大雑把では無く一人一人きっちりと見ているという事です。もちろん無職で無収入な人はすんなり審査落ちしてしまいますが、それも私たちが破産しない為と思うと、間違った方針とも言い切れないのです。

しかし質問者さんは普通にお仕事もされていて今まで特に借金に問題も出していないなら、借りる額がそこまで多くないなら普通に利用できると思います。難しいのは生活に余裕がなさ過ぎる場合くらいですね。

【参考ページはこちら】
ローン審査がどうしても通らない場合の対処法

「ローン審査厳しくなってる?」。そう感じるのは嘘?本当?

現代の社会では様々な金融機関によって「ローン」が運営されるようになっています。自動車や住宅といったような高額商品を貯蓄だけで購入できるというような人はさほど多くなく、また日本という国ではバブルがはじけて以来、長期の不況に見舞われるようになっていますから、そうした大口の買い物をする場合にはローンを利用して計画的な運用をするという人が増えるようになりました。

これはアメリカのサブプライムローン問題に端を発する世界的な不況があったということも手伝い、現代でも主流の流れとなっています。

そうした事情があるため、金融機関は需要の高いローン事業を盛んにおこなうようになっているのですが、そうしたローンを利用する際には審査を受ける必要があります。審査を受けて返済能力の存在を証明しなくては、融資を受ける先が銀行であろうと信用金庫であろうと、融資を受けることはできません。

さて、そうしたローン審査における判断基準はそれぞれの金融機関によって異なってくるのですが、ここ数年間、特に住宅ローン業界で言われている言葉があります。

それが「ローン審査厳しくなってる?」というものです。これはローン審査を受けた消費者の中でよく言われるようになっている言葉なのですが、それでは本当にローン審査は厳しくなっているのでしょうか。

まず結論からいえば「特定の金融機関がローン審査の要件を格段に厳しくしたというような動きはあまり見られない」ということです。そもそもローン融資は消費者にとってはお金を借りて返済するだけの存在ですが、銀行などの金融機関からすれば、ローン融資は「大口の稼ぎ時」とも言える存在です。

当初の貸し付けが1千万円であったとしても、返済時にそれが1千万円のまま返済されるというようなことはありません。貸し付けがされる以上は事前に利率を設定し、返済時にはその利率に基づいた利息を支払うものなのですから、消費者は借り入れたお金よりも多くのお金を支払うこととなりますし、金融機関は貸し付けたお金よりも多くのお金を返済してもらうことができます。

利率はそれぞれの金融機関によってまちまちですが、1千万円の貸し付けなのであれば、利率10%で100万円の利益が金融機関に飛び込むこととなるのです。ですから金融機関が「ローン融資をしたくないから審査を厳しくしよう」と考えるというのは、よほど市場が大きく変化していないとあり得ないことです。

であるにも関わらず「ローン審査厳しくなってる?」と言われるのはなぜでしょうか。この原因はいくつかのことが推察されますが、こと住宅ローンなどの大口貸付において有力な原因として見られているのが「金融庁の通達」です。

金融庁とは日本にある省庁の一つであり、主に銀行などの金融機関の動きを監督する省庁です。金融業界で動く以上はこの金融庁の状態を見て動作を判断する必要があるのですが、昨今の金融庁は、それぞれの金融機関に対して「低金利競争の抑止」を求めるようになりました。

低金利競争とはその名の通り、金融機関同士が「どれだけ金利を低く設定できるか」ということを争う状況です。金利が低いと金融機関に入る利益は少なくなるのですから、一見するとそもそも低金利競争が起きるのがおかしいというようにも見えます。しかしこの低金利競争が始まったのは、現代においてはある種、当然のことであったとも言えるのです。

不況下においてはどのような企業も消費者も、好況時と比べると自由に利用できるお金が少なくなります。ですが利用できるお金が少なくなったからと言って生活レベルがいきなり最低レベルまで下がるということはありません。

欲しいものが出たのであれば自身の収入と照らし合わせて取捨選択をしますし、住宅などはローンを組んで購入することとなります。したがって現代では、買い物をするという際に「ローンを組もう」と考える人が増えました。

そしてローンを組んでくれる顧客が増えたのであれば、金融機関は多少一人から得られる利益が少なくなっても、とにかく多くの人から利息をもらうことによって利益をカバーできるようになります。しかし、消費者がどの金融機関からお金を借りるのかということは、消費者が契約をするまでわかりません。

そうした中で他の金融機関に顧客を奪われないようにするにはどうするのかというと、金融機関は低金利の貸し付けを充実させることで「最終的に支払う金額が少ない金融機関から借りよう」という動機づけを狙うこととなるのです。こういったメカニズムがあるため、現代ではかつてと比べると低金利の融資が増えるようになりました。これは消費者からすればよい状況であると言えます。

ですがそうした状況で発生することは良いことばかりではありません。こうした動きの中では「金利が安いなら今のうちに借りてしまおう」と考える顧客も現れることとなります。

そうした顧客が一概に悪いというわけではありませんが、中には収入があまり多くないにもかかわらず、金利が安いということに惹かれて無理にローンを組もうとする人もいるのです。

これは金利が低いからこそ出てくるものなのですが、そうした人があまりにも増えてしまうと、何かのトラブルがあって返済不能になった場合、すぐに自己破産という方法を選ばざるを得なくなってしまいます。

さて、そうした自己破産が大量に出るとどうなるのかというと、金融機関は大量に貸し倒れが発生してお金が少なくなり、一般的な預金客の出金にも対応できないということがありえるようになってしまいます。そうなってしまえば、後に待つのは日本経済の破滅です。こういった悲劇を防ぐには、過度な低金利競争を防ぐことが必要になります。

さて、ここまでに述べたことが金融庁による低金利競争抑止の理由になるのですが、ではどうしてこれがローン審査が厳しくなる理由になるのかというと、それは仕組みを考えていけば理解ができます。低金利競争が抑止が望まれる中では「ある程度の金利をかける」ということを金融機関が行っていくこととなるのですが、金利がある程度高い状態だと借り入れを希望する顧客は少なくなります。

借り入れてくれる顧客が少ないのであれば、少ない利息を沢山の人から受け取って大きな利益にすることができなくなりますから、状況としては「少ない顧客から、それぞれ多くの利息をもらう」という形に変化します。

しかし少ない顧客から多くの利息をもらうというような状況で、万が一にも貸し倒れが発生してしまったのであれば、それは金融機関にとって大きな痛手となるでしょう。利益の1%を担当する人が100人いるのと、利益の10%を担当する人が10人いるのでは、最終的に得られる利益は変わりません。

ですがここに「5件の貸し倒れ」が発生すると、前者は5%の利益減で済みますが、後者は50%の利益減となってしまいます。

つまり「少ない顧客に多くの利息を請求する」ということは、それだけでリスクになるのです。そのため低金利競争の抑止が金融庁から通達された現代において、金融機関がリスクを減らすために「より条件の優れた顧客にだけ融資をしよう」とする意図を持って動いているということは十分に考えられます。

まだ金融庁から明確に金利に関する制限がかかっているわけではない以上「絶対に金融庁からの通達のせいだ」とは断言できない状況であるのは確かなのですが、少なくとも金融庁が出した低金利競争抑止の通達が影響を与えていることは間違いありません。

こうした動きによって審査の基準が底上げされているということを見て「ローン審査厳しくなってる?」というのであれば、それはある程度間違いのないことであると言っていいでしょう。

しかしながら現代でもローン融資を受けている人は多くいますから、本当にローン融資が必要なのであれば、それぞれの金融機関に相談を持ちかけ、融資してもらえるかどうかの仮審査を受けてみるとよいでしょう。