オートローン審査通りません。なぜですか?

入社四年目のOLです。私事でたいへん申し訳ないのですが、実は先日、父が心臓の発作で倒れました。幸い、すぐそばにいた母が適切な対応をしたため、大事には至らず、事なきを得ました。当の本人は今でもけろりとしています。ただ、父が倒れた当時パニックだった母がぽつりと漏らしたのです。車があれば楽だったのにと。

そういうことがあってから、私は車の購入をちょくちょく考えるようになりました。高級な新車じゃなくていい、いざという時に家族を運べる車があれば、と言いたいところなのですが、車って本当に高い買い物です。だからこそ、カーローン(あるいはオートローン)と呼ばれる金融サービスがあるのでしょう。

すでに私はカードローンを申請しています。その際の審査は、特に苦労しませんでした。だから、オートローンについてもほとんど同じ感覚で手軽に申請できるのかと思いきや、会社の同僚がオートローンの審査に落ちたという話を聞いて、ちょっと不安になってしまって。どなたかお詳しい方に質問です。オートローンの審査に通らないのはなぜですか? どういうところに原因があるのでしょうか。

オートローンの審査に落ちてしまうのは、いくつか原因があります

一般的なカードローンの審査などに比べれば、オートローンの審査は少々厳しいと言われます。その理由として、ローンを申請した際に受け取る融資の額が大きいことなどがまず挙げられるでしょう。融資額が大きくなるということはつまり、返済すべき金額も利子を含めて大きくなるということなので、お金を貸す金融機関の側が慎重な態度を取るのも当然だと言えるでしょう。

オートローンの審査に落ちてしまう人たちの中で最も多いケースが、すでに金融機関から別の名目で融資を受けている場合です。それがオートローンを申請した銀行からの融資であれ、または別の銀行や消費者金融などからすでに借金がある場合であれ、完済できていない借金が残っている場合は、オートローンの審査を通過することが難しくなります。(こちらもご参考に→ローン審査に絶対通れる金融機関はどこ?

また、オートローンの審査には、申請した当事者の年収が非常に重要な要素として注目されます。単純にいえば、しっかりお金を稼いでなければ、借りたお金を返せるわけがないからです。例えば、年収が三百万をきっているOLさんが、オートローンを申請したいと言って百五十万円を借りようとしても、その時点ですでに年収の五十パーセントに達してしまっていますので、ローンの審査に落ちてしまうのです。

オートローン審査通りませんという方にありがちな、2つの特徴

自動車を購入する際に、問題となるのが高額な購入費用です。購入費用を用意する方法の1つとして、少しずつ収入を貯蓄を行い購入代金が貯まるまで続ける事がありますが、この場合は購入費用が貯まりきるまで貯蓄を続けなければいけません。自動車以外にも必要な物は多くある為、収入を自動車購入用の貯蓄とし続けるのは無理があります。

そこで、自動車を購入しやすくなる方法として考えられる有効な方法が、オートローンを利用する事です。オートローンとは、金融商品を販売する金融企業が個人向けに販売している車のローンの事です。オートローンを利用すれば、まとまったお金として必要なのは頭金を用意するだけす。残りの購入費用は毎月分割して返済する事ができます。

オートローンを販売しているローン会社の内、利用される事が多いのが自動車を販売するディーラーと提携している信販企業やクレジット会社です。一般的に知名度が高いメガバンクの様や、地域で馴染みのある地方銀行も積極的にオートローン分野に参入しています。この他、各地の信用金庫や大手金融企業のグループ会社も参入していて、数多くのローン会社がより多くの顧客を獲得する為に競争を行っています。

ローン会社は可能な限り多くの顧客を獲得して、より多くの利益を得る為に、様々な顧客像を想定してオートローンプランを提案しています。一定の収入と社会的地位がある社会人向けの商品だけでなく、アルバイト中の大学生が使いやすい商品等、新たな顧客の開拓と獲得の為にオートローンを開発しているのです。

この為、オートローンは消費者にとって選択の幅が広く、自分が利用したい会社やプランを選ぶ機会が多いと言えます。オートローンを上手に利用する事ができれば、自動車の購入がずっと簡単になります。貯蓄をして一度に支払う購入方法に比べて利子の分だけ多くローンを返済する必要はありますが、購入代金を分割して支払うことができるメリットは自動車を購入する上で大きなものです。

しかし、ローン会社は全てのオートローン利用希望者に融資をする事はありません。オートローンは顧客にローンを完済してもらう事で融資した資金を回収します。この時、利子をつけて返済してもらう事により利益が生じていますが、もし、顧客のオートローン返済が滞ってしまえば、利益を得られず融資した資金も回収不能になってしまうのです。

特に高級車向けのオートローンが焦げ付いた場合の損害は大きなものです。ローン会社はオートローンの利用申し込みを行った顧客の内、毎月しっかりと返済を行って滞りなく完済してくれる顧客だけを選別して融資を行います。この為、オートローンの利用申し込みを行った方の中には「オートローン審査通りません」という方も出てくるものです。

既にオートローンの利用申し込みをしたもののローン会社に断られたという方は、ローン会社から毎月の返済が滞りそうで、完済が難しいと判断されている事になります。オートローン審査が通らなかった方にはある程度共通した特徴がありますから、それらをチェックしてみる事で、次のオートローン審査を通しやすくなるでしょう。

オートローン審査が通らなかった方にには、2つの特徴がありがちです。1つ目は、計画性のない利用を試みている事です。マイカーローンの利用申し込みを行った顧客と、ローン会社とでは、自ずと利用計画を見る目が異なります。オートローン審査が通らない顧客の計画は、顧客自身にとっては上手くやりくりができているつもりでも、ローン会社にとっては返済が滞るリスクの多い杜撰な計画として見えているものです。

例えば、200万円の自動車を購入する時に、200万円の借入限度額を持つマイカーローンを選んで利用申し込みをした方の場合、頭金を最低でも40万円は用意した上で、残りの160万円をローンで支払うというのが計画的で適切なオートローンの利用方法です。

しかし、オートローン審査が通らない顧客の場合、頭金を用意せず200万円全てをローンで支払う計画を立てようとする傾向があるものです。この計画はローン会社から見て信用ができないものです。

200万円全てをローンで支払うという計画は、それだけ融資額が大きくなります。一見、ローン会社の利益が多くなる良い顧客のようですが、実際は毎月のローン返済が滞りやすい無謀な計画と思われるものです。

頭金を用意できないのであれば、これは自動車の購入の為にまとまったお金を用意する経済的余裕が存在しない事を意味します。その様な経済状態にある顧客に200万円もの融資をしてしまえば、顧客は月々のローン返済に苦しむようになり、いずれ返済は滞ります。最悪の場合は融資が焦げ付いて資金を回収できなくなるでしょう。

この為、ローン会社は無計画なオートローン利用や無謀な返済計画を示す顧客とは、決してオートローン契約を締結する事はありません。オートローン審査通りませんという方は、ローン会社に示すオートローンの利用計画を余裕を持ったものとして作り直してみると良いでしょう。

2つ目は、多額の債務や多数のローン契約を持ったまま、オートローンの利用申し込みをする事です。既に年収の多くをローンの返済に費やしている場合は、ローン会社にとって、それ以上の融資を受けることが不可能な顧客です。融資をすれば月々の返済を重くするだけであり、ローン会社の利益にはならず顧客の為にもなりません。

多額の債務を抱えている顧客は、それだけ毎月のローン返済額が大きなものになっています。たとえ年収が多い顧客でも、その年収のほとんどがローン返済として使われるのであれば問題です。ローン会社にとっては、オートローンの契約を新しく締結するだけの余力は顧客に残っていないと判断するでしょう。

また、多数のローン契約を持っている顧客は、ローン会社にとって信用するのが難しい顧客です。数多くのローン契約をしているという事は、これからまた新しくローン契約を結んでいく意思の表れと見られます。年収が多く収入源が安定している方であっても、ローンが増えていけばやがて毎月のローン返済に苦しむ事になります。

ローン会社にとっては、会社が提供するオートローンプランがよく考えないで締結したローンの数々と一緒に扱われてしまう事になります。融資が焦げ付くのははっきりしていますので、ローン会社はローン件数の多い顧客とのオートローン契約を見送る事になります。

ローン会社は営利目的でオートローンを販売しています。顧客が毎月の返済を滞らせる可能性が高いのであれば、顧客にどのような言い分や事情があっても、オートローンを締結する事はありません。ローン会社と交渉する事は可能ですが、必要以上のリスクを取ることはありません。

オートローン審査通りませんという方は、利用を希望するオートローンを提供しているローン会社の立場になって、自分の状況を冷静に検証してみると良いでしょう。ローン会社は優良な顧客を求めていますので、ローン会社にとって信用できる顧客となれば、どの様なオートローンでも融資をしてもらえる可能性は多くあります。

ただし、状況を改善する上で気を付けなければいけない事もあります。現在締結しているローンを返済する為に、借り換えを考えている方は注意が必要です。借り換え業者を装って詐欺を行う悪徳業者が存在しています。最初の数回分だけローン返済を肩代わりして、支払った利用料を持ち逃げする等、巧妙な方法で消費者から金銭を詐取するものです。

また、頭金を用意しようと思っている方は、不法な金融業者に注意をするべきです。法外な金利を設定される等のトラブルに繋がりかねません。また、その様な業者との繋がりがある顧客は、ローン会社もオートローン契約を避けたがるものです。

オートローンを利用すれば、自動車の購入はより簡単になります。ローン会社にとって良い顧客である事を心掛けることで、充実したサービスや条件の良いオートローンを有意義に活用できるでしょう。

【参考ページはこちら】
車のローン審査に通れない人は車を買えない?