車を買いたいと考えているのですが、ローン審査通らないんです!
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33歳、会社員です。佐藤とお呼びください。あ、独身男性です。
会社員としては、まあまあ普通の営業マンだと思っています。平日は普通に仕事に追われる毎日ですが、土日は趣味に没頭しています。趣味と言うのは、カードゲームです。この年齢であれなんですが、子供の頃に某カードゲーム直撃世代で、未だにデュエリスト(注:カードゲームをやる人です)として、色々なお店に行って、バトルしています。知らないと思いますが、実は結構私ぐらいの年齢の人、いるんですよ?ショップには。
カードゲームは基本的に、そんなにお金のかからない趣味ですが、実はかけようと思えば、凄く金のかかる趣味でもあるのです。と、言うのも、レアカードは本当にその名の通り、存在が貴重で、ネットで高く売買されています。レアカードは基本的に戦力としての価値が高いので、それをデッキに入れられるか否かが、勝負を左右する訳です。
大人としては、この辺で子供との差をつけたい(笑)訳で。給料の大半がこれに消えていきます。実は、ちょっとだけ借金もあります。カードローンで、ちまちまと、足りない分を補っている内に、結構な金額になる事もしばしばです。ちょっとだけ遅延も今までありました。幸い、カードローンの停止までにはなっていません。
最近、ちょっと欲しいものが出来てきました。実は、結構ネット等で遠方のデュエリストとの交流が増えてきました。何回か、地方に電車で遊びに行って、バトルしたりしているんですが。これが、車だったら、もっと色々とフットワークが軽いんだろうなあ、と思っていまして。
それで、車が欲しいと思って。取引銀行のマイカーローンに申込んでみました。ところが、審査に見事落ちてしまいました。死ぬほど必要なものではありませんが、やはり審査に落ちると凹みますよね。これがどうしてか、教えていただけませんでしょうか?
債務の情報は銀行にも流れる事が多々あります
佐藤さん、ご質問ありがとうございます。カードゲーム、日本はそうでも無いですが、海外の映像などで世界大会など見ると、普通に大人の遊びとして認識されている気がしますね。特に30代の方でもやっていて問題無い趣味だと思いますよ。
さて、質問の件ですが。ずばり、マイカーローンに落ちた理由は、カードローンの返済の遅延でしょう。
恐らく、佐藤さんはまだ、ブラックリストには載っていない様ですが、遅延などがあって、かなり銀行側の印象を悪くしてしまったと思われます。
特にどうしても必要、と言う訳ではなさそうですので。これからは、なるべくカードローンを借りても、返済をちゃんと行って、5年間ほど、車の頭金を貯金する様にしてみると良いでしょう。5年、と言うのは、実は佐藤さんの遅延情報などは5年が経過すると抹消されるのです。その状態なら、恐らく銀行のマイカーローンの審査も受かると思います。
今は、耐える時間と思って、貯金に励んでみてください。
車ローン審査が通らない原因となる代表的な2つのポイント
自動車の購入費用を用意するには2つの方法があります。1つは購入費用の全額を自動車購入用に貯蓄して1度に支払う方法です。もう1つはローン会社が提供する車ローンを利用する事です。
自動車購入用の貯蓄により1度に支払う方法は利子を支払う必要がなく、結果的にリーズナブルです。しかし、貯蓄までに長期間がかかる為に、車を購入する為のまとまったお金を用意する方法として不便というデメリットがあります。一方、車ローンを利用する方法は利子の分も支払う必要がありますが、自動車購入用の貯蓄は頭金だけで十分です。貯蓄に必要な期間は短く、より自動車を購入しやすくなると言えます。
車ローンは、金融サービスを行っているローン会社が提供している金融商品の1つです。自動車ディーラーと提携している信販会社やクレジット会社の他にも、大手金融企業のグループ会社や地方銀行や大手銀行が車ローンプランを提案しています。
自動車の購入を考えている個人向けの融資として、様々な顧客を想定した車ローンが開発されています。社会人向けのプランから成人した大学生向けのプランまで顧客層は幅広いものです。ローン会社はいずれも多くの顧客を確保する為に多様なローンプランを作っている為、消費者にとっては自分の需要や必要性に応じたプランを絞った上で選択をする幅が広いと言えます。
しかし、ローン会社は誰にでも融資をしれる訳ではありません。車ローンの申し込みをした顧客について調査を行い、毎月のローン返済を完済まで安定して続けられるかを判断します。こうした一連の調査や判断が「車ローン審査」と呼ばれるものです。
車ローンの利用をしたいと考えている方は、いずれローン会社から審査を受ける事になります。そこで、車ローン審査が通らない原因となるポイントを事前に知っておけば、改善を施す事により車ローン審査に通り易くなるでしょう。車ローンを利用しようと考えている方が事前に気にすることが少ないポイントとして、代表的なものが2つあります。
1つ目は、年収の額と安定性です。車ローンは自動車の購入代金を分割して、毎月少しずつ返済していく方法です。この為、あまりにも年収が低すぎる場合はローン会社が車ローン契約の締結を見合わせる事があります。また、一定の年収を得ている方でも、ローン会社から見て継続的に収入を得られる環境であると判断できなければ、車ローン締結は難しいでしょう。
年収の額は高ければ高いほど有利になります。ただし、それほど高額を得ている必要はありません。ローン会社やローンプランにもよりますが、ローン会社が毎月の返済を滞りなく行え経済力があると判断する年収は概ね150万円から200万円程度となります。基本的にこの水準の収入が無ければ車ローンを組むのは困難です。
ただし、水準以上の収入を得ていても、ローン会社から見て収入の安定性に欠けると判断できる場合は、車ローンの締結が難しくなります。例えば、勤続年数が短すぎて、いつまで仕事を続けるのか不明瞭な場合です。就職してまだ1年も経っていない方や職を転々としている方であれば、ローン会社にとって融資をするリスクが高い顧客と言えます。
また、転職をしたり独立をしたりして収入が大幅に上昇しているとしても、ローン会社が見て、まだ安定性が無いと判断すれば車ローンの締結には至らないでしょう。例えば、ヘッドハンティング等でより高額な収入を得られるようになったものの、転職先の職場でまだ数か月という方であれば、安定性があるとは判断されません。
独立して自営業者となった方も、安定性は厳しくチェックされます。独立から2年ほど経って営業が軌道に乗ってきたと自分では思えても、ローン会社からはまだ1年くらいは様子を見たいと判断されるものです。
この他、離職率の高い職業に就いている方は、ローン会社からいつ退職をするかわからない顧客です。車ローンの利用申し込みをしてきた時は高収入であっても、その後に退職をしてしまうと、毎月のローン返済が滞納してしまう恐れがあります。
この様に、ローン会社は車ローン審査の際に顧客の収入と安定性とを重視しています。車ローンを利用したいと考えている方は、ローン会社にとって安全な融資先であれるように心がけるべきです。一定の収入基盤を長期間維持できたという実績は、ローン会社から見て安全性の高い融資先と言えます。
2つ目は、ローンを計画的に利用できる環境であるかです。勤続年数が長い正社員の方で、高収入を安定して得つづけているとしても、ローン会社からはリスクの高い顧客と見られる場合もあります。
例えば、年収に比べて債務総額が多すぎる顧客です。高収入を継続的に得ている顧客でも、その収入を圧迫するほどの債務があれば、毎月のローン返済が滞納するリスクがあると言えます。債務が多ければそれだけ毎月の返済額も多いものです。そこで新しく車ローンを組むとすれば返済額が嵩む事になり、返済は難しくなっていきます。
また、ローン契約の件数があまりにも多い顧客も問題視されるものです。個々の債務が軽微であるとしても、多数が積み重なれば顧客は毎月多額のローン返済をしなければいけません。ローン会社にとっては焦げ付きのリスクが高く、融資を行いたくない顧客となります。
ローン契約件数が多すぎる顧客は、車ローン契約を行った後に別のローン契約を次々と締結していく恐れもあります。車ローンの利用申し込みをした時は経済的な余裕があったとしても、数年後に毎月の返済が滞り始めるといったリスクが想定されるのです。
この他にも、車ローンの利用計画に無理がある場合も、ローンを計画的に利用する事ができないと判断されます。例えば頭金を全く用意せず、ローンだけで車の購入をしようと考えている方は、ローン会社から信用を得るのは難しいでしょう。車購入用に頭金を用意できないほど経済力に余裕が無い方が、ローン返済額が高まる選択をしている為です。
ローン会社が顧客と車ローン契約を結ぶかどうかを決める際、顧客の年収と安定性との兼ね合いがあります。この為、必ずしも他にローンがあるから車ローン審査が通らないという事にはなりません。しかし、車ローンを利用する際は可能な限り、ローン会社から見て信用のできる顧客である方が審査が通り易いものです。
車ローンを利用すると毎月の支出としてローン返済が加わります。この負担に余裕を持って耐えられるだけの経済基盤が無ければ車ローンの利用は車を購入しやすくするだけです。経済的には圧迫要因となりますから、車ローンを利用するにしても、ローン会社の印象を良くするにしても、経済状態の改善は行う事になるでしょう。
2つのポイントを把握して事前に改善をしておけばローン会社の信用を得やすくなりますので、審査にも通り易いでしょう。ただし、改善を試みる上で注意しなければいけない事もあります。車ローンの需要に目を付けて活動している詐欺や不法行為に十分気を付ける事です。
例えば、ローンを借り換えて返済額を少なくしようと思う方は、借り換えを勧誘してくる業者には警戒が必要です。ローンのほんの1部だけ肩代わりした振りをして、顧客から多額の入金を受け取ったら行方をくらますという詐欺が行われています。
審査の上で不利になる多額の債務を返済する方法として、ローン借り換えは魅力的に見えてしまうものです。しかし、他人の弱みにつけ込んで詐欺や不正を行う悪徳業者が存在する事に気を付けなければいけません。
また、連帯保証人を紹介すると勧誘して、多額の紹介料を受け取ると逃げてしまうという詐欺もあります。特に、高級車を車ローンで購入しようとしている方は、ローン会社から融資条件として連帯保証人の紹介を求められる場合があります。
連帯保証人を探すのが難しい方には、連帯保証人の紹介は魅力的なものです。しかし、そうした事情につけ込む悪徳業者によるトラブルが発生している事を忘れてはいけません。
信用できるローン会社を選び、需要に適したローンプランを選択することで初めて、自動車はより購入しやすくなります。ローン会社は顧客を厳しくチェックしてから契約を締結します。顧客側にも、ローン会社を厳しくチェックして適切なサービスを行っているかを調べてから利用申し込みをする責任があるものです。
【参考ページはこちら】
マイカーローン審査が通らない時はどうすればいい?