車ローンの審査に通らなかったら一括購入しか無いですか?

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33歳、趣味で機械弄りを良くしています。だからちょっとした身の回りの物が壊れたくらいなら自力で直したりする事も多く、中には捨てられていた物を持ち帰って動かせるようにしたりしていたら、近所の子供から『博士』なんていうあだ名をもらっていました…まあ悪いようには思われていないと考えていますが、何か物語の博士を想像するとおじいさんが多く、自分も年寄り扱いされていると思うと微妙ですね。

さて、そんな私でももちろん直せる物にも限度があります。車に関してがそうでして、あまりにも改造とかすると危ない事もあって、こちらの修理は簡易的な部分以外はプロに任せるようにしています。結構古い車だったので何度か自分や修理屋に直してもらっていたのですが、そろそろ限界なので買い換えをしようという話になりました。前からちょっと気になっていた車があるのでそれにしようかな…と安易に決められるほど安くも無いんですよね…。

まあローンを使って買えば良いという話ですが、博士とか呼ばれている私も実はしがない契約社員なので、あまり融資を受けるには有利とも言えません。となると落ちる事があるとして、もしも車ローンの審査に通らなかった場合は一括購入しか許されないのでしょうか?今の車って実は昔祖父に買ってもらった車なので、ローンに関してはさっぱりなんですよね。誰か押せてくれませんか?

銀行などに直接交渉などの方法もあります

質問者さんは手先が器用なんですね。私なんて恥ずかしながら、この前ようやくテレビの録画機能の予約ができるようになりました。つまりは機械音痴でして、携帯電話もガラケーか楽々フォンしか使えないと思います…博士という称号に微妙なお気持ちらしいですが、私は素直に尊敬できると思いますよ。

さて、車ローンの審査に通らなかった場合の対応ですね。車のローンというと、まずは販売店での契約するタイプのものを想像すると思います。この方法で契約する場合、その場ですぐに終わる事が最大のメリットで、多くの人はその場で済ませる事でしょう。そうなると、ここでダメなら後は一括購入しか無いと考えるかもしれませんけど、実は車のローンは販売店で組むものだけではありません。

銀行の融資プランを見てみると分かるのですが、こちらに車ローン専用のプランを扱っている事があります。銀行によって対応も違うのですが、大きめの銀行なら用意している事も非常に多いです。販売店のローンに落ちたとしても、そちらで審査に通ればもちろんローンは成立し、車も手に入る事になります。

ただ、販売店のローンが車のローン審査としては一番簡単な場合が多く、そちらに落ちた人が銀行の厳しめの融資審査に通るかどうかは、正直言って難しいかもしれません。どうせなら普段から取引がある銀行に相談するなど、少しでも希望があるところを使うのが無難でしょうね。

車ローン審査通らなかったら5つの項目をチェック

自動車は高額な買い物になります。通常、購入するにはまとまったお金を用意する必要があります。しかし、まとまったお金を貯蓄して購入する他にも、車ローンを活用する方法があります。

車ローンは自動車ローンやカーローン等とも呼ばれ、自動車を購入する事を希望している消費者が利用できる融資サービスの1つです。自動車ディーラーが提携している信販会社やクレジットと契約する物の他、各信用組合や銀行と銀行系列の金融機関等のローン会社が提供しています。

自動車を購入する事を希望する方は多く、それぞれ収入や社会的地位等が異なります。その為、車ローンを提供しているローン会社は顧客層別に使いやすい車ローンサービスを開発して、多くの消費者が利用しやすいように工夫をしているものです。

ローン会社が車ローンの顧客ターゲットとしている需要層は、一般的な社会人から学生に至るまで幅広いものです。しかし、無差別でローン契約を結んでしまうと月々の車ローン返済が滞ってしまう顧客が現れて、ローン会社は損害を被ってしまいます。そこで、車ローンを利用する事を希望する顧客が安定して毎月ローン返済をできるかを検証するのが、車ローン審査です。

車ローン審査には各社数多くの審査ポイントがあり、ローンを組むだけの安定した収入と社会的な地位があるとしても、車ローンの審査には通らない場合もあるものです。もし車ローン審査通らなかったら、冷静になって原因を検証してみましょう。

ローン会社が車ローンの審査を行う際、車ローン契約を結ぶだけの信用関係を築ける人物や環境ではないと判断されやすいポイントは多くあります。中でも、顧客が自分の判断で行ってしまいがちなミスとして、代表的な物が5つあります。

1つ目は、車ローンの利用計画が収入と釣り合うものかどうかです。例えば、自分が利用しようと思っている車ローンの借り入れ可能金額が50万円から300万円だった時に、300万円まで借り入れられると考えるのは早計になります。

ローン会社は顧客が車ローンが計画的で経済的に無理がないかどうかをチェックするものです。もし、300万円を借りて300万円の自動車をローンで購入するという計画であれば、車ローンの審査は通らないでしょう。

300万円の自動車を車ローンを利用して購入したいのであれば、少なくとも60万円は頭金として用意しておくべきです。まとまった金を用意できないほど経済的余裕が無く、300万円の全てをローンで分割払いしようというのは、ローン会社にとって信用関係を築きにくい顧客です。顧客が月々のローン返済を行うだけの経済的余裕が無い環境では、焦げ付きのリスクがあります。十分な頭金は必ず用意するべきです。

2つ目は、他のローンを完済する事です。ローン会社は、顧客が別のローン会社とローン契約を結んでいた場合、それが顧客の経済的負担として大きいかどうかを判断します。月々のローン返済額が多すぎる場合、新しく自動車ローン契約を結ぶのは難しいものです。

ローン会社にとっては、ローン返済額が多い顧客と新しく自動車ローン契約を結べば、それが新しい経済的負担となり顧客が返済を滞らせるリスクとなります。この為、ローン会社は自動車ローン契約を結ぶべきではいと判断するのです。

もし、他のローン会社と高額のローン契約を結んでいたり、多数のローン契約を結んでいたりして月々のローン返済額が多い場合は、この点をローン会社にチェックされて車ローン審査に落ちた可能性があります。新しく車ローンを契約するには、まず、既に結んでいるローン契約の返済を済ませてから行うべきです。

3つ目は、あまり多くのローンを契約しない事です。ローン会社にとってのリスクは、収入額やローン総額だけではありません。もし、既に多数のローン契約を結んでいる顧客が新しく車ローン契約を結びたいと希望した場合、ローン会社は焼け付きリスクの高い顧客と判断する場合があるものです。

多数のローン契約を結んでいる顧客は、車ローン契約を申請してきた時は経済的リスクが無いかもしれません。しかし、車ローン契約を結んだ後で更に別のローンを多数組んでいく恐れがあるのです。こうなると、顧客はローン返済が滞りやすくなります。ローン会社としては、毎月のローン返済を安定して行える環境を維持しにくいと判断せざるを得なくなるものです。

車ローンの審査に落ちた際、もしローン契約件数が多い状態であれば、ローン会社がそのポイントから信用関係を築けない顧客であると判断した可能性があります。車ローンを利用するには、とにかくローン件数を減らすことが肝心です。

4つ目は、勤続年数を長く維持する事です。転職してより高い収入が安定して得られるようになったとしても、ローン会社にとっては、勤続年数が少ない顧客とは信頼関係が築きにくいものです。

勤続年数が長いという事は、それだけ安定した収入源を継続し続けている実績があります。勤続年数の長い方はローン返済を毎月確実に行える環境が継続していますから、ローン会社にとって車ローン契約を結ぶだけの信用ができる顧客と言えます。

車ローンの申し込みにあたり、堅実なローン利用計画を立てていて、他のローン契約がなく債務が無い状態であっても、勤続年数が短い事を理由にローン会社が十分に信用を得られない顧客と判断した可能性があります。車ローンの利用には、少なくとも1年間は1つの企業で勤務し続けている実績が必要となります。

5つ目は、連帯保証人を用意する事です。車ローンを契約する際、利用したいプランの借入限度額が高く、購入希望の自動車が特に高額である場合は、連帯保証人の紹介を求められます。この時、連帯保証人を紹介できていない事が原因で信用が得られなかった可能性があります。

ローン会社にとって、高額のローンは焦げ付いた際の損害が大きく、融資リスクを考えて融資には特に慎重になるものです。そこでローン会社は、顧客と同等の返済義務を持ち、いつでも返済を求める事が可能な連帯保証人を求める事になります。

「連帯」が付かない単純な「保証人」は顧客が返済不能の状態に陥った場合に返済する義務が生じるだけで、顧客が返済不能という確証が得られるまでは、返済する義務はないと抗弁する権利も法的に保証されています。ローン会社が面倒やトラブルの原因になりやすい保証人よりも、連帯保証人の紹介を求めるのは当然と言えるでしょう。

保証人に比べて責任が重く、リスクの高い連帯保証人は探すのが難しい事でしょう。しかし、高額の自動車を車ローンを利用して購入したいのであれば、連帯保証人の存在は必須です。

5つの項目をチェックすれば、車ローン審査が通らなかった原因を検証しやすいでしょう。十分な収入が安定して得られて、社会的地位もある場合でも車ローン審査が通らなかった場合は、冷静になって収入額や社会的地位以外で何が問題視されたのかを探すことで状況を理解しやすくなります。

改めて車ローンを利用したいのであれば、ローン会社が信用して融資ができる条件を整える事になります。ただし、その際にトラブルが起きないように十分な注意をしなければいけません。

例えば、ローン総額が多い方やローン契約件数が多すぎる方の場合、ローンの一本化を持ちかける怪しい業者に注意をしましょう。車ローンを結びたいと考えると、審査の障害となる返済額を少なくしたり、ローン契約件数を減らしたりしたいものです。しかし、業者に指示に従っている内に巧みに誘導されて詐欺の被害にあう場合があります。

また、連帯保証人が見つからない場合は、連帯保証人の紹介をすると持ちかける業者に気を付けましょう。紹介料だけを支払わせて、行方をくらませる等の詐欺にあう恐れがあります。

車ローンを有効活用するには、それなりの準備が必要です。車ローンの利用を希望する際は無理な計画を立てず、怪しい業者を利用する等のリスクは避けて、しっかりと準備を整えた上で申し込むべきです。

【参考ページはこちら】
自動車ローンには総量規制が関係してる?

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